進学指導
山代アカデミー
令和6年度チラシ掲載中 !
問題
ABCの3人が、2人ずつ100m競争をしました。AはBに20m差で勝ち、BはCに20m差で勝ちました。AとCが競争するとどちらが何m差で勝つでしょうか?
3人とも走る速さは、いつも同じだとします。
下にスクロールすると、答と解説があります。
答:Aが36m差でCに勝つ
解説:
Aが勝つのは分かると思いますが、差は40mで
はありません^^
なぜでしょうか?
それは、BとCの差の20mは、Bが100m走っ
た時のものだからです。
言い換えれば、最初はスタートラインに並んでいた
(この時二人の差は0m)二人の間に開いた20mの差
は、Bが100m走る間に徐々についていったものな
んです。
つまり、ABC3人がもし同時に走ったと考える
と、Aが100m走った時点でBは80mしか走って
いないので、その時のBとCの差は20mもないはず
です。ですから、この差が何mだったかを考えたらい
いんです。
Bが100m走った時に20mの差がついたので、
Bが10m走った時ではBとCの差は2mだったはず
です。それが20mでは4mの差になり、30mでは
6m、そして、Bが80m走る間にBとCの差は
16mになります。(Bが80m走る間にCは64m
走ったということです。)
図にすると、
A------------------100m---------------------
B----------------80m------------------ 20m
C-------------64m---------------16m
16m+20m
↑↑
この差がAC二人の差
だから、Aが100m走った時、Cとの差は36m
となります。
このような思い込みによる間違いは結構多いと思い
ます。でも、問題の落とし穴に引っかかるのは悪いこ
とではありません。大切なのは2度と引っかからない
ように意識することなんです。^^